「『即時原発ゼロ』の実現を」の提言を打ち出した日本共産党の見解をQ&Aでみてみます。
「原発ゼロの日本を」と願う世論と運動が広がるなか、原発をどうしていくのか、廃絶か存続か―原発・エネルギー問題が大きな政治的争点となっています。
Q なぜ「即時ゼロ」か?
A 広がり続ける「福島」被害 圧倒的多数の国民が要求。「原発ゼロの日本を」「子どもたちを守れ」会場は参加者でうめつくされました。7月16日、東京・代々木公園。日本共産党が「即時原発ゼロ」の実現を求める「提言」を打ち出したのは、何よりも、福島第1原発事故から1年7カ月がたった今も「収束」するどころか、被害は広がり続けているからです。
事故で大量の放射性物質が放出されたため、福島県では避難者が16万人にのぼり、農業、漁業、林業や観光業をはじめ、あらゆる産業、経済への深刻な打撃が続いています。原子力規制委員会が24日公表した、全国16カ所の原発が事故を起こしたときの放射性物質拡散予測は、原発の危険性を目に見える形で明らかにしました。
しかも、同予測は福島第1原発事故の規模を基本にしたもので、原発事故がその規模にとどまる保証はありません。放射性物質がさらに大量に放出される事故が起こった場合の被害については、想定すること自体が不可能です。二度と原発事故を起こすことは許されません。