COP12およびCOP/MOP2での主要な合意等について(日本政府代表団発表資料)

1.京都議定書(2013年以降)の将来枠組み

(1)京都議定書9条の基づく議定書の見直し

 今次会合に続く2回目の見直しを 2008年のCOP/MOP 4で行い、07年の同会合で見直し範囲と内容を検討する。先進国は今後の見直しに基づき適切な行動を取る。

(2)先進国のさらなる約束に関する議論

○開催された第2回アドホックWG(AWG2)において、①付属書Ⅰ国の温暖化ガス削減ポテンシャルと削減幅の分析、②排出削減実現のための手段の分析、③付属書Ⅰ国のさらなる排出削減約束の検討―などの作業計画を決定。07年は①に焦点を当て5月に3回目、9~10月に行われる「気候変動に対応するための長期的な協力に関する対話」の3回目会合時、同12月に開催予定のCOP/MOP3時に4回目を行う旨決定。第一と第二約束期間との間に空白を生じることのないようAWG作業を終了させる。

○議定書離脱の米国や削減義務のない途上国も含めた「長期的な協力に関する対話」の2回目会合では、主要4テーマ(①持続可能な開発、②適応、③技術、④市場の役割)のうち、①と④について率直な意見交換がなされ、次回会合は07年5月に③と④に焦点を当てた議論を行うことになった。

2.途上国支援関連(適応と技術移転)

○「適応」については、5ヶ年作業計画の前半期(07年まで)の具体的な活動内容「ナイロビ作業計画」につき合意。また、途上国における適応対策を支援する「適応基金」の管理原則、運営形態、運営組織の構成等を決定。COP/MOP3で、同基金を付託する期間の決定を目指す。

○「技術移転」については、期限を迎えた「技術移転に関する専門家グループ」(EGTT)活動の1年間延長、来年5月の補助機関会合(SB)で同グループの評価・見直しを継続審議することに合意。

3.京都メカニズム関連(CDM等)

○CO2回収・貯留(CCS)プロジェクトの扱いは、実施可能であることや、08年のCOP/MOP4でのガイダンス採択に向けたプロセスを決定。簡素な手続きが適用される小規模のCDMはプロジェクト(P)の範囲が変更され、省エネ小規模Pの範囲が大幅に拡大(従来の4倍)された。アフリカ等を対象にCDM・Pの地域バランス改善のための措置などを決定

○植林CDMは、土地適格性ガイダンスを各国から意見聴取してCDM理事会が再度ガイダンスを策定すること、小規模植林CDMの上限値は各国等からの意見を踏まえ、来年5月のSBで決定する旨合意

○国連6機関主導による途上国のCDM参加支援イニシティブ「ナイロビ・フレームワーク」計画を発表。またCDM理事会の委員に、日本エネルギー経済研究所の黒木昭弘氏が選出された。