『日本共産党環境後援会・大阪』(略称:JCP―EC0)へ参加のおさそい

秋冷の候、みなさまにはご健勝にご活躍のことと存じます。

小泉首相が安倍首相に代ったタイミングで、北朝鮮の核実験が世界の平和世論の反対を押し切って強行され、東アジアの平和・安定に暗雲をなげています。国内でも憲法・教育基本法改悪をはじめとする小泉政治がすべて引き継がれ、その強化が図られています。「愛国心」と「制裁」で、国民の情感に働きかけてきた安倍首相の言う「美しい国」づくりで、「日本を戦争する国」に変えていく政治的取り組みが、一段と加速されています。

小泉政権の「規制緩和、民営化」施策のもと、日本の公害行政は大きく停滞しています。中でも、人べらし「合理化」の先頭にたつ大阪府の公害環境施策の後退ぶりは深刻です。

一方、進行している地球温暖化の影響による異常気象、続発する災害、過密化した都市での交通事故や災害の危険など、公害環境問題と並んで都市の災害問題が、大阪府民の生活を脅かし不安を与える大きな要因となっています。公害環境対策でも、自動車公害対策、都市開発による汚染地域の発生、ダイオキシン、アスベスト、化学物質による土地の汚染、地下水の汚染など、開発の推進と、国・行政の公害規制への無責任と立ち後れによる環境負荷と悪化が目立ちます。

そして、安倍内閣の主要施策にはこのような国民の不安をかき立てる災害、公害、環境問題への真摯な反省と施策は見られません。新しい環境相は「安倍首相から経済成長と環境の両立に真剣に取り組んでほしいと言われこれが原点だ」と、ややもすると公害対策を免罪する「経済との調和論」を持ち出しています。

このような状況で行なわれる来年の参議院選挙は、まさにこの国の将来、国民の平和と安全にとって歴史的な重要性を持つ選挙となってきました。

そして、 私たち公害環境問題に関心を持つ者にとって最も気にかかることは、近年、公害環境問題が政治の課題として取り上げられていないことです。政治的な討論、国民的な世論と関心なしに公害環境問題の改善はあり得ません。

これまで、日本共産党の公害環境政策を支持し、多くの皆様と協力して公害環境問題についての報告や政策普及に取り組んできた私たち有志としては、来年の参議院選挙は、日本を戦争する国に変えていこうとする現在の政治の転換をめざして一貫して戦ってきた日本共産党の力を大きく伸ばし、平和、安全、安心を守ることが中心課題だと考えています。

さらに、この参議院選挙は、現在の災害・公害・環境問題の実情と危険を府民に訴え、これらの問題を政治の場に押し出す貴重な機会でもあり、大きな運動と府民的な世論をもりあげる大切な場であると考えました。そして、今まで何らかの形で運動を通じて連帯してきた皆さま方に、改めてこの情勢に相応しい「日本共産党環境後援会・大阪(仮称)」の立ち上げと会へのご参加を訴える次第です。

後援会は、参議院選挙までに数回の集会を開き、環境問題に関する現状と施策を提起し討論するとともに、ここ数年、めざましく発達した通信手段(ホームページ等)を活用し、最大限の情報提供と意見交換を目指したいと考えます。

後援会への参加については、同封のハガキにてお返事をいただきたいと存じますが、今後電子メールを使っての情報交流をご希望される方は、下記アドレスにご参加の旨のメールをいただければ、ハガキによるお返事は不要とさせていただき、今後はメールを使用して連絡させていただきます。

当方の宛名・住所・メールアドレス
「日本共産党環境後援会・大阪(JCP―ECO)」事務局
e-mail: jcpeco2006@yahoo.co.jp

皆様方のご参加、ご支持、ご協力を心からお願いし、訴えとさせていただきます。

2006年11月吉日

『日本共産党環境後援会・大阪 略称JCP-ECO』仮称