5月1日のメーデーは8時間労働制の確立や労働者の権利と平和を守る国際行動日として世界各地で
取り組まれています。メーデーは1886年5月1日、米国の労働者35万人が8時間労働制を求めて大規模
なストライキを実施したのに端を発しています。この闘いに呼応して、当時の労働者の国際組織「第2イン
ターナショナル」が1889年、毎年5月1日は8時間労働制を求める国際的デモンストレーションの日とするこ
とを世界に呼びかけました。翌年には世界各国の労働者がストに立ち上がり、その後戦争反対などの社
会的要求も掲げ、世界の労働者の統一行動日として受け継がれています。
日本では1920年5月2日、印刷工の組合など15の労働組合が参加して第1回メーデーが開かれました。
以後、戦前は政府による激しい弾圧の下でも(1936~45年を除いて)毎年開催されました。戦後
1947年から毎年開催、2024年95回目になっています。