軍隊も兵器も基地もなくすべし 世界に広がれ憲法九条

「うた新聞」二〇二五年五月号より転載

忘れないために   長野晃(短詩形文学)
被団協のように
軍隊も兵器も基地もなくすべし 世界に広がれ憲法九条
 戦争か平和か。日本の民衆は日清戦争以来、六十年にわたる戦争の辛い体験を通じ憲法九条をもつ国になった。戦後八十年、戦死者ゼロという世界に稀な国を続けることができた。
アセアン諸国が対話で紛争を解決する道を編み出した。
こうした世界平和への道を先導すべき九条の国ではないか。
アインシュタインが「平和な世界を如何に作るべきか」と問い、フロイトは「文化の発展が平和を作る」と答えた。短歌も出番である。
九条を蔑ろにする政権を換え、平和第一の新しい政府の実現こそ、憲法九条を活かす道である。被団協のたたかいに学びたい